アスファルト舗装・インターロッキングから「ステンシルコンクリート仕様」へ
【施工前】家の方は築約13年の建物です。 歩道部までも今回は工事へ含みました。 ちなみに歩道については申請を行うことによってアスファルト舗装等の工事は可能ですが、時には公共工事の配管工事のような場合には公共工事が優先され、掘り起こされるという事態も発生する可能性があります。
【施工中】まず、表面アスファルト及びインターロッキングを撤去し、凍結深度にあたる600㎜程度まで掘り下げます。
南幌町は元々泥炭地であったため、かなりの量の水が上がってきました。
土を撤去し、下地を固める為の砂利を敷きつめていきます。
かなりの量の砕石が入りますが、これぐらい入れておかないと地盤としては不安です。
アスファルト工事の場合だと下地はこれぐらいの状態で上から敷きつめていきます。
鉄筋が組み上がると、後はコンクリリートを打設するのみです。
手前歩道は公共部分ですのでコンクリート工事はアスファルトになります。
民地石との境目には緩衝用のクッション材が施されています。
排水升の高さも調節し、周辺には補強用の鉄筋も組み込みます。
翌日コンクリートを打設し、その上から模様を施し、色塗装をして仕上げます。
民地石を挟んでのコンクリートとアスファルトの仕上げ状況です。
これで以前のようにアスファルトが季節で浮き沈みが出るようなことはありません。
リフォーム概要
●外溝(玄関アプローチ部)改修工事
住所
●北海道空知郡南幌町西町
工期
●5日間程度(養生期間含)
工事費用
●約68万円(歩道部縁石切り込み及び申請料含)
リフォーム内容
●既存アスファルト舗装及びインターロッキングブロックから鉄筋コンクリート(ステンシル工法)による修復工事
『(株)希望設計』からのご提案
●既存車庫前においてはアスファルト舗装、玄関前のアプローチについてはインターロッキング仕様となっており、共に地盤浮き沈みによる影響を受けており、歪んだ状況となっていました。
北海道のような気候温度の差が大きい地域では特に地盤の起伏が激しいのと、地域的にも泥炭地を宅地として利用している点も考慮し、長い年月の環境にも影響を受けにくい鉄筋コンクリートによる「ステンシル工法」を提案させて頂きました。
アスファルトに比べると確かに金額は高いのですが、長い目でみると数年後に傷んで、その結果また同じような工事をするハメになるのでしたら、こちらの一発で決まるようなコンクリート床をお薦めします。